ゴミ出しミステリー





 「ああ!またこんなに増えちゃった!」毎週1度の不燃ゴミの日に、弁当やサラダのパック等をまとめながら、溜め息が出てしまうのです。


 私は仕事の関係で弁当やサラダを買って帰宅する事が多いので、不燃ゴミが増えてしまうのです。手作りで料理を作れば、可燃ゴミが増える、ゴミとは縁の切れない生活をしています。不燃ゴミになるパックが土に帰るタイプの物になる日が早く来る事を、心から願っています。


 ところで皆さんはお店で買い物するとき、お箸やスプーンはどうされていますか?私は家で食べる時は自前の物で食べるので、買う時にお断りしています。家には使わなかった割り箸がたくさんあり、お客様がたくさん来ても大丈夫な量があります。だから私一人が控えても微々たる物で、森林伐採を止めさせる事はできないかもしれませんが、無駄なゴミを出さないようにする工夫の一つと実践しています。


 以前から肩にかけられる袋を持ち歩き、買い物した荷物を入れています。その方が手が空くので楽な事と、不要なビニール袋をもらわずにすむからです。友達からラブラドールの絵がプリントされた綿の丈夫な袋をいただいてから、そのフクロがカワイイので、持っていても違和感があまりないようで、まめに持ち歩き、不要なビニールの袋をお断りしています。「これに入れます。そのビニールの袋はもったいないから他に使ってください」と言うと、殆どの方が笑って分かってくださいます。


 ただ、大好きなパンをたくさん買った時は、説明しても綺麗で丈夫なパン屋さんの袋に入って出てきます。衛生面の関係があるのでしょうか。その結果丈夫なパン屋さんの袋が増えてしまいます。それらはまとめておいて、知り合いが出店しているバザー開場等に持参し、売れた品物を入れてもらうのに使っていただいています。綺麗に保存して置くと、色が綺麗だから良いと喜ばれます。デモ、本来バザーで持ち帰りようの袋が必要になるなんて、ちょっとへんな気がします。


 普段はエコバッグを持ち歩いても気にならない服装ですが、おしゃれをしたい時に助かるのが、某楽器店のCDショップの綺麗で丈夫な紙袋です。持ち手のひもが長いので、手や腕にかけるのに楽なのです。そのために、メンバーズカードを作って、CDはそこでしか買わないと言う話があります。品揃えが良い事が本来の理由なのですが(笑)


 最近、手触りで普通のビニールと炭素カルシウム(炭カル)とが分かるようになりました。炭カルの袋は、可燃ゴミを入れて出せるので、分けてしまってあります。私が出かけるデパートの多くがこの袋を使ってくださるのが大変嬉しいです。


 私の所には点字の雑誌や手紙類が届きます。雑誌は一般の物のように点字印刷されています。印刷方法は、紙そのものに印刷するのと、紙に特殊なインクを吹き付けて作る物があります。白紙に直接印刷されている物は資源ゴミとして回収されますが、後者は資源ゴミにはなりません。直接印刷されている物でも、活字が印刷されていると、資源ゴミにはなりません。資源ゴミになる物は近所の町内会で資源ゴミ回収の日に、まとめて出しています。


 以前テレビで私立探偵のドキュメントを見ていた時に、、短艇がゴミはその人を語ると言っていました。言われてみると、確かに電話番号や住所等個人の情報が書かれた物は気をつけて破く等して捨てますが、ゴミの袋が複数ある時はまとめて運ぶのに袋の持ち手を結び合わせる等しているので、誰が出したかまでは分からなくても、同じ所から出た事が分かってしまいます。袋に書かれた店の住所や空き瓶の内容等、その人の様子が想像できます。持ち手を結んで運ぶ人は私だけではないようですね。


 ある日、ゴミを捨てに行った時に、ゴミ捨て場に人がいたので挨拶すると、枯れた声のその人は、「早く置いて行きなさい!」と言うので、置いて早々に立ち去りました。おそらくゴミの中から金目の物をあさっていたようです。私が電話を置いている台は、近くにいる従兄弟が作ったらしいのを、ゴミ捨て場から家人が拾った物なのであまり人の事は言えませんが、ぞっとしました。この前捨てた「あれ」が、どこかで知らない人に使われているかもしれません。どうせ使われるなら、リサイクルショップに持ち込んだ方が良いかもしれませんね。


 地域によってはゴミを出す時間が決まっていたり、ゴミの山にネットがかけてあったりするそうです。烏対策との事ですが、敵は頭が良く、昔は単独行動だったのが、今は群れで動き、烏語で情報交換していると聞きました。この烏語は本当にあり、天気とかの情報交換をしていたのを聞いた事があります。都会の烏はいなかの烏より鍛えられているので頭が良いそうです。


 人間は生活するとゴミを生み出しています。ゴミの事や無駄について考えて私達一人一人の気配りで、ゴミが減量されるように願っています。







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